そういえば結構前の話ですが、Googleが検索順位に表示速度を反映するという発表がありました。
またAmazonでは0.1秒表示速度が遅くなると1%売り上げが減るとか。
そんな中、WordPressはSEO的には優れているのですが、毎回動的生成を行うために、表示速度の面で他のCMSと比較するとやや、遅いと言われています。
そんなわけで今回はWordPressで作ったサイトを高速化することについて。
CSSスプライト
別にWordPress関係ないんですけど・・・あのいわゆる、画像を1つにまとめたりするあれです。
やはりリクエストの数を減らすというのはかなり効果があります。サーバーに因りますが、トータルのファイルサイズが多くても、リクエストが少ない方が、確実に速度は速いです。
CSS,JavaScriptは少なくする。
CSS,JavaScriptもリクエストを減らすということで、1つのファイルにまとめましょう。
また、CSSを2つ以上に分ける場合、@importは極力避けましょう。@importされたCSSを平行してダウンロードをできるブラウザは少ない(無い?)のでこれもlinkタグで記述しましょう。
JavaScriptはフッターに
可能な限りJavaScriptはページのフッターに記述しましょう。ヘッダにあると、JavaScriptの読み出しが終わってからコンテンツの描画に入るブラウザが多いですので。
ただし、ie9.js、html5.js等ヘッダに記述しないとうまく動作しない物もあるので要注意。
経験則ですが、jQuery等で表示をいじくるような物はフッターにおいても問題は起きなかったです。
パーマリンクの再検討
パーマリンクがカテゴリ名、タグ名、著者名、投稿タイトルなどから始まるのはCodex等でも言及されていますが、パフォーマンスが落ちます。ページとの区別に時間がかかってしまうようです。
要は既存のパーマリンクと似ているのは避けましょうってことです。
Head Cleanerを導入する。
http://wppluginsj.sourceforge.jp/head-cleaner/
前述のCSS、JSの結合だとか、CSS、JSの圧縮だとかをしてくれるプラグインです。その他CSS、JSのキャッシュも作成できたり、
またhttp://dogmap.jp/のをかもとさんが作成しています。作者が日本人なので、困ったときに聞けるというのは意外に大きなメリットですね。
WP Super Cacheや、make-cacheを導入。
どちらもキャッシュ生成をしてくれるプラグインです。
WP Super Cacheは定番ですね。細かい設定変更などもでき、Ktai-Style等にも対応。
make-cacheはforWEB屋さんが開発しているプラグインでWordPressをMT化するプラグインのようなかんじです。また日本語URLにも対応しています。ただ、コメントなどがあった場合、その都度再構築を掛けてあげる必要があります。
どちらも一長一短なので用途にあわせて使い分けてください。
高速化にはサーバー側の設定など、まだまだたくさんのことがあるのですが、それでもここに書いてあることを実践するだけで、1秒以上のサイトの高速化ができます。
是非、YslowでグレードAのサイトを目指しましょう!